ドキドキ文芸部をやってみた

 色々と衝撃的で……まだ整理ついてない。この作品を見る見方はいろいろとあると思うけど、自分はなぜだか本当に分からないけど、どうしてもこの作品についての考察をしたくない。メタ的なこととか、今までにない試みであることとかを書きたくないって強く感じた。まあこの作品の感想を書くことにおいてそれらに全く触れないということも不可能だけどね……。

 そもそもなんでこの作品のシステムについて考察したくないのかというと、やっぱりエンディング前のモニカとの悠久のときを過ごすあのシーンによるところが大きいと思う。あれはくるものがあった。自分がゲームのキャラクター、二次元のキャラクターとやり取りしてる、という感覚というか、そもそも完全に一方的であるはずの構造に、相互性をもたせたような感覚を与えるあの仕掛け。こんな感覚は初めてだけど凄いなと感じた……ガチ恋とかじゃなくて、本当に衝撃をうけた……。作品に没頭して自己投影するとか、感情移入するとかそういう次元じゃない。もう一つ上でこっちが影響を与えていると感じるのが凄い。
 でも考えてみたら、多分二次ネタ創作してる人はこういう感覚創作のときに味わってるのかなぁとも思った

機動戦士ガンダム00見直した③

今回は劇場版。ネタバレはあまりない

 まず、一期、二期に比べて、沙慈がイケメンすぎる、それに比べて片桐はどうしようもねぇな……ここにきて一期、二期のノンリア充キャラの命運が別れたな
 字幕というか、たまに出てくる説明文のフォントイマイチ

 挿入歌のところは本当にずるい、この曲ただでさえ悲しくなってくるのに、流れているシーンと相まって、本当に泣ける。小熊が本当にカッコ良すぎ……すべてを許した。 あとリヒティとクリスとかいう二大俺の好きなキャラがちゃんと出たことは本当に感動。喋ったし!!

 作画いいし、セリフ臭いけどそんなのどうでも良くなるくらいに素晴らしい作品。みんないいキャラだ。一人も嫌いなキャラクターがいない。本当に幸せになれる作品。
 やっぱり、一期から続く、わかり合いと共生のテーマ。良いテーマだし、劇場版でちゃんと最後に、みんながわかり会えるまでの過程の描き方が本当に好き。最後の刹那とマリナ姫のシーン、賛否両論あるだろうし、ネタにもされているだろうが自分とっては00という作品を締めくくるいいシーンだと思う。最後の二人の会話が完璧すぎる。お互いずっとすれ違ってきたが、最終的に認め合い、お互いを尊重する。最高か?


 この作品は本当に完璧。マジで好き。自身を持って一番好きなガンダムと言える。
一期から続く壮大なテーマの終結に本当にふさわしい作品。大好きだ。ありがとう

Peace cannot be kept by force.
It can only be achieved by understanding.


ガンダムでやる必要ないっていう批判はわからなくもないけど、逆にこのテーマと一期から劇場版までの一連の流れをガンダムでやることについて考えるべき。
最高だ!!!

機動戦士ガンダム00見直した②

 もちろんネタバレあり。

 一期に比べて明らかにテーマが明確になってきたな。やっぱりテーマは共生とわかり合い。素晴らしい。一期から二期に至るこの流れ。各登場人物の関わり。復讐から話し合いによるわかり合い。そして劇場版へと。サイコーか?
 まず、アレルヤとマリー。スミルノフ大佐がやっぱりイケメンすぎる。こんなにいいおっさんいるか?本当に好きだ!!これは劇場版へともつながる。次に沙慈とルイス、ロックオンとアニュー、そしてもちろん刹那とマリナ姫。素晴らしい。

 王留美は2期でちょっと糞に成長した感ある。こいつだけはなんか嫌いだった。ただこいつの退場はなんかなぁ……話を都合よくするために退場させられた感が強すぎて、自然じゃない。2期の唯一の汚点だと思う。

 やっぱり細かいところまでよくできてると思う。一回目より断然楽しめた。ニールの右目がやられたけど1秒トランザムでイノベーター倒すところとか、兄を超えたって感じあるし。ヒロシとの最終決戦もアニューのところで弱さを見せたけど、最後はさすがロックオンって感じでよかった

最後エクシアで戦うっていうのも王道展開だけど熱いよな!!

いやー、最高!!

機動戦士ガンダム00を見直した①

 まずは、一期について話します。もちろんネタバレあり。

 まず、最高に楽しめた!!一回目より面白く感じた。初めて00見たのは、確か中学生の頃だったと思う。00以外にも中学生の頃に好きだった作品を今あらためて見返すことが少なくないが、当時の感性はやっぱり今とは全く違っていて、うざい懐古厨になることが多々合った。けど、今回は全く逆。

 序盤は少しグダってるというか、イマイチだと感じる要素が多かった。展開遅めだし、キャラデザも凄く幼く感じたし、いちいちセリフが臭くて、全体的に登場人物が子供っぽすぎててた。演出も王道すぎたりとやっぱり自分はもうこの作品を楽しめなくなったのかなぁなんて思った。

 いくら細部が子供向けっぽくても、戦闘シーンがうまく描けていればガンダムだし許せるって思ったけど、敵と味方に圧倒的戦力差あるから正直毎回の戦闘が尻すぼみで、しょぼい感じだし、少々盛り上がりにかける。政治的な各勢力の描き方もさして重要視してないのか、茶番感強くて、いまいちだった。


 しかし、中盤あたりから一気に加速して面白くなっていった!!具体的にはスローネが出てくるあたり、このあたりから急激に面白くなっていった。
 サーシェスとかグラハムとかの敵キャラがものすごくいい味出してくるし、勢力が増えてそれぞれの思惑の交錯がしてくるのも良かったし、敵のモビルスーツの性能が上がって、ソレスタルビーイングの優位性が薄れつつあることで、ソレスタルビーイングとは何なのかという問題に主人公たちが直面していくのがなお良い。彼らは言ってみれば世界のはみ出しものなわけで、自分らのアイデンティティソレスタルビーイングガンダム、もしくはヴェーダに依ってるからこそ、ソレスタルビーイングの存在意義があ揺れると、本当に脆い。ここらへんから、一気に幼い感じとか、臭さが消えて言ったように感じた。最終的には、彼らがそれぞれ自分自身の戦う理由、自分にとってのソレスタルビーイングを確立させることで圧倒的に成長して強くなっていった。
 そしてその過程が、先程も述べたように序盤の幼さと対比になって、非常にうまく表れている。俺がイマイチかなぁって思っていた、序盤が実はこの作品を最高に面白いものしていました。ということだった。そしてその過程は、ソレスタルビーイングのメンバーだけでなく、沙慈とルイスについても言えるんだよね。序盤は危機感のない一般人、しかし事故をきっかけに彼らの人生も大きく変わり、自分自身も変わらなければならなくなった。成長せざるを得なくなった。
 ソレスタルビーイングが優位性を失って、危機になってく過程と沙慈とルイスが日常から非日常にシフトしていく過程が、物語がクライマックスに向かっていく物語を増していくのもいい。
 そして終盤の圧倒的な作画の良さと、密度よ!!!もう最後の2話なんて密度高すぎてよくここまで詰め込められたなぁとただただ感心するばかり。もちろん、ハロのロックオン連呼は泣いたけど、その次の回のリヒティとクリスのほうが個人的には辛かった。幸せになってほしかった。かっこいいシーンも多くて、サーシェスがロックオンの効き目が見えてないことすぐに悟るシーンとか痺れる。

いや最高。あらためて見返してよかった。

「帰ってきたヒトラー」見た

 メモ帳代わりに思ったことだけ書き連ねていく。

 ドキュメンタリーではないし、コメディとしてもイマイチ感あるし、なんというか全てが中途半端。
 まぁ現代にヒトラーが出てきたらみたいなのありがちそうで無かったというかタブー視されて大体的にできなかった(本当に?)から話題になったってのはありそう。
 こういう作品からいろいろ求める(教訓とかドイツのこととか)のって滑稽な気がするし、過度に反応するのも同じく違う気がする。皮肉のレベルも高くないし、なんというか受け流してあーあそんな映画あったねと言って終わりにする感じの程度の映画だと思った。
 でも、ヒトラーとかがそこまでタブー視されていない日本に住む、日本人だからわからないのであって、ヨーロッパの特にドイツ人とかドイツに住んでるひとじゃないと楽しめないとこ多いよみたいに言われたら、まぁ反論はできない。
 ドイツの現代社会問題に興味を持つきっかけくらいになるのかな?(ドイツの現状とか全く詳しくない)そう考えると、ドイツの中学生ぐらいに一番刺さるのでは?
原作が面白いっていう話を聞いたので読んでみようかな……
 あとところどころドイツ語聞き取れてるし、一年間だけの勉強でも少しは効果あったかな?

結局

 今の大学辞めて、医学部入学することに決めた。2浪がどれほど響くか、地方で一人暮らし、きつい勉強にこの程度の覚悟で耐えられるか疑問だが、まぁ頑張ろう。

okimochi

 仮面浪人に成功した。地方の国立医学部に受かった。本当は自宅から通える首都圏国立医学部が良かったが、正直そこまで勉強してないので文句は言えない。ただ、やっぱり自分が本当に医学部に行きたいのか、医者になりたいのかと言われると、自信を持ってそうとは言えない。受験の過程でも医学部を意識したことはなかった。俺が受けた医学部の面接は受験者が多いからか、受験生同士のグループディスカッションもどきを15分やるだけ。志望動機もすでに大学に通っていることも本当に全く関係なかった。まぁそういう大学を選んでわざわざ受験したわけだけど。もともと仮面浪人を選んだ理由も、突き詰めて考えるとコンプレックスとプライドによるところが大きいのではないかと思う。大学名晒すと、一浪して京大の工学部に落ちて慶應理工学部に行ったけど、仮面浪人で京大の工学部に行きたいとは全く思わなかった。同じようなこと学ぶんだから、わざわざ二浪扱いになってまで、同じ工学系にいく理由が思いつかなかった。だから医学部を受けた。消去法で医学部への進学を決めた。そんなもんだった。

 仮面浪人を最初に意識したのは、やっぱり落ちた直後だった。ただそのあと3月中色々考えて慶應で頑張ろうと、この頃はすごく意識も高くて、とりあえずプログラミングの勉強始めたり、英語力を落とさないように勉強したりしていた。そんなこんなで大学が始まったが、4月は最悪だった。入学式で今すぐ大学辞めたくなった(一番嫌だったのは入学式で隣りに座った女子同士の会話だった)し、その後も対して友達も出来ずだらだらと大学生活を送っていた。3月に芽生えていた意識の高さも一瞬で吹き飛んで、自堕落で退屈で無気力な大学生活を送っていた。精神状態は悪くなかった。一度自分の現状を受け入れて、無気力になればとても楽だったので、意識高くなったり、自分を悲観して自己嫌悪に陥ってド鬱太郎になることも少なかった。適当に授業出て、単位とって、バイトして、ゲームしてた。サークルにも入ってみたりした。とにかく一般的大学生の下の中くらいの大学生活を送っていた。でもやっぱり自分の中に焦りというか不安というか、自分はこのままでいいのかっていう思いが日に日に強くなっていって。夏休みで時間を持て余してると、そういうどことなく落ち着かない感情が常に横にいて、思考がネガティブな方向ばっかりに進んでいった。一番強かった思いは、このままじゃ駄目だという気持ち。果たして京大に行っていたらこの気持がなかったのかと考えると、まぁおそらくなかった。大学に入るまでの過程ばかり重視していた自分は大学に入って完全に迷子になってしまった。京大に入ったら努力しなくて良くて、慶應に入ってしまったからには、なにか有意義なことをしなければならないという強迫観念があった。高校の頃からあった。いい大学に入れば将来の保証を得ることができる。そう教わってきた。もちろんそれに対する反論は嫌というほど聞いたし、理系は甘くないということも散々言われたけど、それでもやっぱり、心地いい言説に身を委ねてそういう価値観で大学を見ていた。こういう考えの中では、仮面浪人して医学部と言う考えが頭の中で大きくなるのは必然だった。当時暇だった俺は受験勉強という暇つぶしが得られ、有意義なことをしているという錯覚も得られ、おまけに成功したら将来の保証がつくという上の考えにも見事に適合する。そんなこんなで、9月のセンター試験締切のギリギリ辺りから勉強を開始した。ただそこまで身が入らなかった。一度、目標や、やるべきことがうまれると、それまで本当に困っていたダラダラする時間に対する焦りや漠然とした不安が消えていったのである。矛盾してるように聞こえるし、何を言ってるかわかりかねるかもしれないが、目標を得たことによる満足感とそれに向かっている(実際にそこまで努力しているわけではない)という充足感とで未来のことに対して思考停止になっていたのだろう。

 センター試験は普通に出来なかった。センター試験は割とそれに特化した勉強量がものをいうところがやっぱりあると思う。去年94%出した自分はまぁいけるだろうと高をくくって勉強せずにいた。普通に成人式にも出たし、二次会でガッツリ飲んだりもした。センター翌週から始まる大学の期末に向けては全く勉強しなかったけど…… センター試験あとは割と絶望だった。首都圏の国公立医学部を受けるのは割と勇気がいる点数しか取れなかった。正直地方の医学部には行きたくなかったので、ダメもとで自宅から通える医学部突撃してみようかとも思ったが、ここでも思考停止と結論の先延ばしで、とりあえず地方の医学部受けてみた、受かってから行くかどうか考えることにした。

 で、今日受かったのを確認した。果たして俺はどうしたいのだろうか?自分がどうしたいのかわからない。この一年は色々と選択の一年だったけど、これが最後の大きな決断だろうな……