「名探偵コナン 紺青の拳」をみた

 どうも、つぶれたろうです。2019年5月17日に品川のTジョイでコナンの最新作を見てきましたので少し思ったことでも書こうかなと思います。平日昼間ということもあって劇場には私以外にカップルが二組、スーツ着たおじさんが一人だけでした。つまらなかったわけではないのですが、トイレに行きたかったのと、飽きてきたので、映画終わる前に退出してしまいました。なので私が退出した後がすごく面白かったみたいな可能性も十分ありえるので作品の感想としては適さないと思いますし、もしかしたら批判的な内容になってしまうかもしれませんので、嫌な方はプラウザバックを。ネタバレは多分しません。

 まずはじめにコナンに対する私の姿勢()を言っておきます。

  • 漫画は一冊も読んでいない
  • ゼロ年代前半以前かそれくらいのアニメに出てた主要キャラの名前は知ってる
  • 京極真、赤井秀一、安室透などの最近のキャラはよく知らない
  • アニメを続けてみてるわけでもなく、たまにアニマックスやキッズステーションでやっているテレビSPを見る程度
  • 映画は「探偵達の鎮魂歌」までは全部見ているがそれ以外には、「漆黒の追跡者」しか見たことない
  • 一番好きな映画作品は「天国へのカウントダウン」。次点で「漆黒の追跡者」。
  • 倉木麻衣サイコー

というような感じです。改めて書いたら完全なニワカ懐古厨ですけど、そんなことはないと信じてます。古めの作品を多く見ているだけで、それらが好きというわけではないので。ニワカであることは否定できないけど……

以上から分かるように一度コナン映画から離れたけど、興行収入凄いらしいのでとりあえず見てみたって感じのミーハーです。結論から先にいうと私と同じような境遇の方は別に見に行かなくていいと思います。私みたいに途中退出してお金無駄にするかもしれないので。

 以下感想

 

 コナン映画に何を求めるかっていうことが映画の評価に強く関わってくるのは言うまでもないことですが、私は何を求めているんでしょうね。世の中のコナンファンが何を求めているのかはよく知りませんが、おそらく、アクション、推理、キャラクターの掛け合いなどでしょうか。とりあえずその三点に絞って語っていきたいのですが、「天国へのカウントダウン」を本作の前にに見たので、その感想も少し絡めたいと思います。

 まずアクションについて。アクションは盛り上がりますし、アクションならぶっ飛んでても許せてしまいます。コナン映画には必要な要素だと思います。「銀翼の奇術師」くらいぶっとんでても個人的にはアリです。本作では途中退出したのでコナン映画一番の見せ場「蘭のピンチと新一」という構図は見れなかったのでなんとも言えませんが、京極真と怪盗キッドが対面して戦うシーンなどは良かったです。一方「天国へのカウントダウン」の方は、蘭がガラスを蹴破るシーン、そして最後のシーンといいすごくワクワクしますよね。個人的に思うことなんですが、アクションシーンは一般にこんなのありえないじゃんって言えばそのとおりなんだろうけど、そういうふうに思わないほうが圧倒的に面白いんですよね。小さい頃は知識がないから「そんなことありえないじゃん」と言えなかった、だからこそアクション全般にあんなに興奮できたんですよね。いつまでも子供でいたい。

 次に推理について。真犯人が明かされたあたりで途中退出したので、正直コメントできません。すみません。こうしてみるといかに自分が推理を軽視しているか分かりますね……ただ「水平線上の陰謀」ほどぶっ飛んではいなかったと思います。

 次にキャラクーの掛け合いなどについて。京極真ファンとか怪盗キッドファンには本作は堪らないかもしれませんね。私は別に彼らに思い入れがあるわけではないし、よく知らないし、むしろ怪盗キッドは胡散臭いだけの存在だと思っていてあまり好きではないので少なくとも彼らの存在が映画の面白さのプラスになりませんでした。園子はやっぱり少年探偵団といるほうが面白くて、本作みたいにちょっとしおらしい普通の高校生なのは個人的には駄目でした。もう一つ思ったのは本作は甘酸っぱいって感じを完全に通り越していますよね。自分には少し眩しすぎた。一方「天国へのカウントダウン」は少年探偵団が中心になっていたのも(それにいつもみたいなお荷物って感じじゃなかった)個人的にすごく良かったし、あくまで恋愛の様子も甘酸っぱさを超えていなかったのが個人的に評価高いポイントですね。

 私が「天国へのカウントダウン」で一番好きな要素はやっぱり灰原と少年探偵団の絡み全般と灰原の心境変化なのですが、これ灰原のことよく知らない人にとってはあんまり面白くない要素ですよね。もしかしたら同じことが私と怪盗キッドと京極真について言えるのかもしれません。だとしたらこの作品特別面白いわけじゃないのに、興行収入凄いの納得いきますよね。つまり怪盗キッドと京極真という人気キャラ(かどうか私はよく知らない)の掛け合いが本作の一番の目玉になっているということ。コナンファンからしたら至極当たり前なんでしょうけど、私は興行収入が凄いっていうのによく出来たストーリを期待してしまったからよくなかった。期待しないで見ればよかった。

 

 最後にもう一度書くと。昔のコナンのキャラしか知らなかった私のような人は、見ても最悪の場合「最近のコナン映画は~」みたいなクソみたいな感想しか抱けないと思うので、見なくていいと思います。コナンはキャラ性高いシリーズ物なので、昔のキャラクターしか知らない人間にとってはもう別作品ですから。まぁ他の要素が好きっていう人にとては杞憂ですが。